薬の相互作用(グレープフルーツ)

こんにちは、桜の季節が終わったのにまた冬に逆戻りの陽気ですねさむ~
さて今日はご存じの方も多いとは思いますが薬との食べ合わせについてです。
「どうしてグレープフルーツがダメなの?」とお尋ねを受けましたのでお答え致します
グレープフルーツの栄養はみかんやオレンジとほぼ同じでビタミン・ミネラルの補給という意味では大差はないです。
ただある種の薬を服用されている患者さんに限っては注意が必要になります

その代表的な薬
高血圧症・不整脈の治療のカルシウム拮抗薬
(血管を収縮させるカルシウムイオンの働きを抑えて血管を広げ血圧を下げる薬)
抗アレルギー薬、高脂血症薬、睡眠剤、免疫抑制剤の一部などです。

グレープフルーツ果汁に含まれる物質が薬の代謝を遅らせ作用が強くなるからです。
薬の血中濃度が上昇し血圧低下、心拍数の増加が起こり頭痛・顔面紅潮・めまいなどの副作用が増強されます。
薬服用の10時間前から2時間後の間で影響が持続されることが確認されています。

グレープフルーツのみだけでなく、八朔・文旦・ザボン等も避けて下さい
みかん・オレンジ・レモン・カボスは大丈夫です