水痘症について

こんばんは
今日は梅雨の中休みを思わせる良い天気
でしたね
今朝は当番があり、呉市薬剤師会センター薬局
北店に勤務に入りました

突発性の発熱や骨折、胃腸炎等々の
患者さんが見えました。
その中で、水痘症(水疱瘡)の患者さんも
来局されました。
その水痘症について少しおなはしをしましょう

水痘症はウイルス感染症の一つです
水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus)の初感染
によるとされています
感染経路は、主に空気感染、飛沫感染が特徴ですが、
水疱液の接触感染もあります

非常に強い感染力を持ち同一フロアーで移ってしまうことも
あります

症状は…約2週間(10~21日)の潜伏期ののち、丘疹性の水疱が
全身に現れ、発疹はかゆみを伴い、紅斑、丘疹(きゅうしん)を経て
短時間で水疱となり、かさぶた(痂皮)となります。

経過は一般的に軽症ですが、合併症として皮膚の二次性細菌感染、
肺炎、無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)、脳炎などがあり、
免疫が低下している人がかかると命に関わる場合があります
怖いですね

予防にはまずは水痘ワクチンです
発症した場合の治療には抗ウイルス剤(アシクロビル
や塩酸バラシクロビル等)の内服、重症例には注射による
投与が行われています

水痘が治ったあとも注意が必要です
ウイルスが知覚神経節に潜伏(せんぷく)感染し、
免疫低下時あるいは高齢になってから、帯状疱疹として発症する
ことがあります

小さなお子さんがいらっしゃる方は
まずは予防接種をお勧めします
また、感染を起こされた方はすぐに
かかりつけ医に診てもらってくださいね