イチョウ(銀杏)について
おはようございます[emoji:v-291]
8月も残り二日となりました[emoji:v-301]
朝から蒸し暑いので、エアコンをドライに設定しています。
今日は少し早いですが、秋の食材で「イチョウ(銀杏)」
についての情報です。
昨日、患者さんからイチョウの葉のエキス(健康食品)を
飲んでいますという方がいらっしゃいました。
まずはそのイチョウの葉について説明しましょう[emoji:v-26]
イチョウの葉にはフラボン・カテキンなど20種類以上の成分
が含まれています。
その中でも最近注目されているいるのが、イチョウに特有の
『ギンコライド』だそうです。
この成分には、血管に炎症を起こしてアレルギーの原因になったり、
血栓を作ったりする血小板活性化因子(PAF)が血管の組織に
取り付くのを邪魔する効果があり、アレルギー症状を改善する作用
もあるそうです。
まだ他にも良い作用があり、現在研究がすすめられています[emoji:v-218]
その一つとして
『ギンコライドB』という成分が脚光を浴びています。
ギンコライドBには、活性酸素を防ぐと同時に、虚血状態
そのものを防ぐ働きがあることが明らかになりました。
しかも、ギンコライドBは、記憶力を左右する海馬に優先的
に働き、萎縮を抑えることも動物実験で確認されました。
アルツハイマー型認知症や脳血管型認知症にも症状が和らい
でいるとの報告もあります。
今後も素晴らしい研究成果が期待されています[emoji:v-411]
ここで注意をしていただきたい点がございます[emoji:v-26]
『ギンコール酸』という成分は取り除くことによって
アレルギー症状(湿疹等)が引き起こさなくなります。
必ず購入の際には成分をチェックする必要があります。
また、薬との相互作用に注意が必要です。
薬の作用が増強する恐れがありますので、イチョウ葉食品
を飲まれる前に医師や薬剤師に確認しましょうね[emoji:v-291]