コタラヒムブツについて
おはようございます[emoji:v-291]
小春日和の朝を迎えました。
清々しい一日になりそうです[emoji:v-411]
今日はスリランカで自生している
『コタラヒム(ブツ)』について
お話しましょう。
「コタラの木」/「コタラの茶」/「コタラの葉」の原料は
『コタラヒムブツ』というハーブです。
コタラヒムブツ(Kothala himbutu)とは、
スリランカでしか生息していないサラシア属のつる性樹木で、
学名をサラシア・レティキュラータと言います。[emoji:v-217]
スリランカではこの植物を「コタラヒムブツ(シンハラ語で「神の恵」)
と呼んでいます[emoji:v-218]
現地では幹の部分を煎じて茶として飲用することが多く、
スリランカの伝承医学であるアーユルヴェーダでは、
数千年以上もの昔から利用されている大変貴重なハーブです[emoji:v-273]
。その上、コタラヒムブツはこれらの目的に活用できる
大きさに成長するまでに7年もの歳月を必要とします。
こうした理由から、コタラヒムブツを含む数十種類のハーブを
スリランカ政府は乱獲防止と自然保護の目的から海外への
輸出規制措置を執り、国内に留め、厳重に保護・育成してきました。
そのためコタラヒムブツは、これまで世界中のどの国にも輸出
されたことがなく、
“幻のハーブ”と呼ばれ、現地でもいまだに貴重なハーブ原木
として重用されています。
ところが、近年、このコタラヒムブツはスリランカ政府から
一定数の輸出が許可されることになりました。
これにより、スリランカからコタラヒムブツを直輸入する
ことが可能となり、日本人の食生活に最適なハーブ・サプリメント
として「コタラの木」と「コタラの茶」が日本で初めて製品化される
ことになったのです。
日本では、スリランカ産サラシア(レティキュラータ)を特別に、
コタラ、コタラヒムブツ、コタラヒンブツ、コタラヒムとも呼ばれています。
コタラヒムをはじめとするサラシア属植物にはサラシノール、
コタラノール、ネオコタラノールなどの有効成分を含んでいます[emoji:v-218]
これらは糖質をブドウ糖などに分解する
消化酵素α-グルコシダーゼの働きを阻害する働きがあり、
血糖値の上昇を抑える働きが認められています。
またマンギフェリンというポリフェノール成分が含有されており、
抗肥満効果、糖尿病の合併予防効果、抗酸化作用、
肝臓保護効果も研究発表されています。
(脂肪蓄積予防効果も認められています)
このためインドのアーユルベーダでは、
糖尿病治療薬として用いられ、その効能は世界保健機構(WHO)
で2002年に認められています。
メタボリックシンドローム対策として使用している方
が増えてきています[emoji:v-411]
(当薬局でも取り扱っています)