半夏生について
こんにちは[emoji:v-291]
朝から曇りです[emoji:v-277]
7月2日頃を指す半夏生についてお話しましょう。。(雑節の暦日の一つ)
夏至から数えて11日目頃です。
梅雨の末期で、半夏(烏柄杓<カラスビシャク>)という毒草が生える
多湿で不順な頃とされています。
農家の人達はこの日までに田植えを済ませ、どんな気候不順な年でも
この後は田植えをしないという習慣がありました[emoji:v-218]
地方によっては、ハンゲという妖怪が徘徊するという言い伝えがあり、
この時期に農作業をしないようにという戒めになっているようです[emoji:v-405]
半夏生までに田植えを済ませた農家では、
この日の天候で稲作のできを占ったりするそうです。。
半夏生は、この植物にちなんで名付けられたとされています。
※ 烏柄杓(カラスビシャク)は毒草ですが、生薬としても用いられています。
地域によっては、タコを食べる習慣があります。
半夏生の薬効は…
てんかん、黄疸、腎臓病に良いとされています[emoji:v-411]
『使用方法』は沸騰させた水に、ハンゲショウの乾燥物を入れ、
水が半分ほどになるまで煎じて服用します。
半夏(塊茎の部分)という生薬について一言。
半夏(はんげ)という生薬は、日本薬局方に収録されています。。
鎮吐作用のあるアラバンを主体とする多糖体を多く含んでいます[emoji:v-217]
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)などの漢方方剤に配合されています。
他に、サポニンを多量に含んでいるため、吐き気止め、痰きりやコレステロールの吸収抑制効果があります。
( なお、乾燥させず生の状態では、シュウ酸カルシウムを含んでおり食用は不可能。)
食中毒の時期でもあります。
手洗いはしっかりとしましょうね[emoji:v-290]