痛みについて

こんばんは[emoji:v-291]

もう秋を通り過ぎて冬の気候になっていますね[emoji:v-276]

明日広島の県北は雪がちらつくようです[emoji:v-405]

寒さでこの時期に体の痛みを訴えられる方が多くなります。

今日はその痛みについて少しお話しましょう。

今日の痛みは『関節炎・関節リウマチ・神経痛』です。

神経痛や関節痛は中・高年の方に多い症状です。
慢性化しやすい傾向がありますから、体質改善を目指した漢方治療をおすすめします。[emoji:v-218]

漢方医学では神経痛、関節痛など、からだの痛みを総称して
「痺証(ひしょう)」と呼んでいます。

痺には、「つまって通じない」という意味があり、
つまって通じなくなるのは、「気(き)」や「血(けつ)」です。

これらを漢方では、生命活動を支えるエネルギーや、
栄養物質であると考えています。
何らかの原因で気・血の流れがつまって通じなくなり、
それが「痛み」となって現れるのです。

また、中国医学の考えとして『風・寒・湿』の3つの邪気(病気を起こす原因)
の侵入が原因とされています。
関節リウマチは関節が腫れたり痛む疾患。
神経痛は神経の走っている流れにそって痛みが起こる疾患。(代表的なものとして
坐骨神経痛や肋間神経痛があります)
関節炎は膝関節が腫れて、関節内に体液が溜まって変形する疾患。

たとえば、雨の日や天候が悪いと痛みが増したり、重だるい感じや
膝や足首に水が溜まるなど、湿気が原因とされることを
「湿邪(シツジャ)」といいます[emoji:v-218]
湿気が増えると体が冷えて血管が収縮し気・血の流れが悪くなり、
関節や神経が痛むのです。

入浴したり、患部を温めたりすると痛みが和らいだり、
夜間や朝方に痛みが増したり、冷えると痛みが強くなる原因は
「寒邪(カンジャ)」といいます。

痛みが鎮まったと思ったら、別の場所が痛み出す原因は
「風邪(フウジャ)」いいます。

① 湿邪によい食材は…体を温めて尿の出をよくして水分代謝を
  促す小豆、はと麦、冬瓜などがおすすめです。

② 寒邪によい食材は…体を温めて血液循環を促し、寒邪を追い出す
  にんにくやかぼちゃ、にらがおすすめです[emoji:v-218]

③ 風邪によい食材は…風邪を追い出すには、葛(クズ)、や生姜(ショウガ)、
  ネギなどの発散作用のあるものがおすすめです[emoji:v-221]

入浴にヨモギ湯がいいですよ[emoji:v-411]
(乾燥した葉を二つつかみほど布袋に入れ、湯船に入れてしばらくして入浴します)
131118 ヨモギ