更年期障害について
こんにちは[emoji:v-291]
朝から良い天気に恵まれています。
東日本大震災からもう3年が経つのですね。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
今日は「更年期障害」について少しお話しましょう。
更年期障害は女性の病気と思われていましたが、男性にもあるようです。
現代医学でいうとホルモンのバランスが崩れて、いろいろな症状が出ます[emoji:v-218]
女性は生理が終了する前後(閉経前後)に起こる不定愁訴を更年期障害と言っています[emoji:v-217]
漢方の医学では、月経、妊娠、出産など、女性の生理現象に伴って起こる症状を
「血の道症」と呼んでいます[emoji:v-26]
この「血の道症」は更年期障害の一つとされています[emoji:v-290]
不定愁訴は特別な疾患がないのに、ほてり、のぼせ、イライラ、滝のような汗、
頭痛、動悸、不眠、疲労感などが現れることが特徴です[emoji:v-352]
「血の道症」のうち、更年期障害は『腎』との関係が深いとされています。
『腎』は生殖能力や老化と深い関係があり、『腎』の「陽気」と「陰気」のバランスが
崩れていると考えられています。
「陽気」とは体を温めたり活発な活動を支えたりするエネルギーの源をいいます[emoji:v-218]
「陰気」とは血液や体液、汗、精液など、人体を構成するあらゆる液体を示します[emoji:v-217]
陰と陽、どちらかが不足したり偏ったりするとバランスが崩れてしまうのです[emoji:v-291]
『腎』の陽気が不足している場合は、手足の冷え、腹の張り、下痢、倦怠感、
足腰のだるさ、夜間の頻尿、顔のむくみなど、おもに活動エネルギーが不足して
冷えにまつわる症状が起こります。
『腎』の陰気が不足している場合は、めまい、耳鳴り、多汗、皮膚の乾燥、かゆみ、
口の渇き、手足のほてり、便秘など、体を潤す体液が不足し、体の中に熱がこもる
ことで起きる症状です。
更年期障害の症状を和らげるには『腎』機能を補いながら、
自分の特徴をつかみ、「陽気」の症状なのか「陰気」の症状なのかを確認する必要があります[emoji:v-389]
・陽気を補う代表の食材は
にら、栗、くるみ、ぎんなん など
・陰気を補う代表の食材は
うなぎ、きくらげ、黒豆、黒ゴマ、そら豆 など