12月です!(風邪症候群に漢方薬)

こんばんは[emoji:v-291]
今日から12月です141201 クリスマス

午後から北風が吹いて冷えてきました[emoji:v-35]
明日、県北では雪になるようです[emoji:v-276]

寒く乾燥する季節は風邪が流行します[emoji:v-217]
そこで今日は、「風邪症候群に漢方薬」の題で少しお話しましょう。

一般的に風邪症候群の症状は鼻水、くしゃみ、鼻閉、発熱、悪寒、咽頭痛、頭痛、嗄声、咳嗽、
全身倦怠感、食欲不振などがあります。

風邪症候群急性期、亜急性期、回復期でそれぞれ漢方薬の処方は違います[emoji:v-352]

①急性期に用いられる漢方薬は・・・
鼻汁、くしゃみ、鼻閉、発熱、悪寒、咽頭痛、頭痛などを呈する発病初期(1~2日)には
麻黄湯、葛根湯、小青竜湯、麻黄附子細辛湯、桂枝湯、桔梗湯、香蘇散どが用いられます。

胃腸の丈夫な方は葛根湯や麻黄湯を処方されます[emoji:v-218]
悪寒、発熱があるが、汗が出ず、頭痛もある場合には葛根湯が良いでしょう。

熱いうどんやお粥などを食べることで、胃内のpHが上昇し葛根湯に含まれている麻黄の
エフェドリンの吸収がよくなると言われています[emoji:v-291]

②亜急性期に用いられる漢方薬は・・・
高熱はなくなったが微熱が続き、食欲不振の状態が亜急性期になります。
この時期は咳と痰を伴うことが多く、また口が苦く、舌苔が付着している場合には
小柴胡湯、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯などが用いられます[emoji:v-221]

小柴胡湯を構成する生薬には柴胡、黄芩、人参、甘草などが含まれています[emoji:v-26]
柴胡には抗炎症・ステロイド様作用、黄芩には鎮痛、鎮痙、抗炎症作用があります。

③回復期に用いられる漢方薬は・・・
軽快したあとも、全身倦怠感、易疲労感、食欲不振がまだ続いている場合があります[emoji:v-393]
その場合は補中益気湯が頻用されます[emoji:v-411]

もっと詳しくまとめたかったのですが、この辺で終わります[emoji:v-290]

皆さん体調管理には十分気をつけましょうね[emoji:v-411]