謹賀新年
明けましておめでとうございます[emoji:v-291]
旧年中は大変お世話になりました[emoji:v-411]
本年もよろしくお願い申し上げます[emoji:v-291]
皆さん、どんなお正月でしたか?
今年は正月から雪が降りとても寒い日でした[emoji:v-276]
今日は正月の日に伝統的にいただくお屠蘇について少しお話しましょう。
お屠蘇(おとそ)は薬酒の一種で、平安時代に
中国(唐)より伝えられたそうです[emoji:v-352]
当初は宮廷の正月行事に使われていましたが、江戸時代に入り一般市民
まで広まったそうです。
「屠蘇」という言葉には
「邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせる」
という意味があり、元旦にお屠蘇を飲むと、 一年中の邪気を除き家内健康で幸福を迎えると
言い伝えられています[emoji:v-218]
お屠蘇は正式には、「屠蘇延命散」、または「屠蘇散」といい、5~10種類ほどの生薬を
調合したものです[emoji:v-290]
お屠蘇の主な生薬は・・・
①白朮(ビャクジュツ)
キク科オケラまたはオオバナオケラの根で、
効能は利尿作用、健胃作用、鎮静作用。
②山椒(サンショウ)
サンショウの実
健胃作用、抗菌作用があります。
③桔梗(キキョウ)
キキョウの根
効能は鎮咳去啖作用、鎮静・沈痛作用。
④肉桂(ニッケイ)
ニッケイの樹皮、ニッキ、シナモン
健胃作用、発汗・解熱作用、鎮静・鎮痙作用
があります。
⑤防風(ボウフウ)
セリ科ボウフウの根
発汗・解熱作用、抗炎症作用があります。
⑥陳皮(チンピ)
乾燥したミカンの皮
吐気防止などの健胃作用があります。
これらを調合することで、血行を良くし、 胃腸の働きを活発にし、風邪を引きにくく
する効能があることされています。
この屠蘇散を日本酒やみりんに浸して成分を
抽出したものが、世間一般では「お屠蘇」と
呼ばれているのです[emoji:v-221]
※生薬として上記のような効能があり ますが、お屠蘇として飲む場合は量的に
食用の範囲でお願いします。
また、持病がある方の大量摂取には注意が必要です[emoji:v-217]
インフルエンザの流行の兆しがあります。
ご注意くださいね[emoji:v-411]