「唐辛子」について
おはようございます[emoji:v-291]
お盆休みも終わり、今日から仕事が始まりました[emoji:v-290]
外は雨が降り、ムシムシとした感じです。
今日は『唐辛子』について少しお話しましょう。
「唐辛子」は、中南米原産で15世紀の終わりに、コロンブスによってスペインに持ち込まれ
、ヨーロッパに広がったそうです。
日本には、天文年間に渡来したとも、加藤清正が朝鮮から持ち帰ったとも、また、
慶長年間にポルトガル人が持ち込んだとも言われています[emoji:v-352]
唐辛子の辛み成分は、カプサインというアルカロイドの一種で、種皮や果皮に
多く含まれています。
この成分にはカビ止めの作用があると言われています[emoji:v-218]
品種の代表的なものは、鷹の爪です。
唐辛子のピリピリする強い刺激には、体を温める働きがあることは昔から知られていました[emoji:v-221]
足が冷たいとき、靴の中に入れて保温したり、布にくるんだとうがらしを爪先に入れておくと、
その部分の血行がよくなりしもやけなどを予防が出来たりします[emoji:v-352]
また腹巻の中に入れておけば、カイロの代用にもなったりします[emoji:v-220]
最近の研究では・・・
唐辛子(香辛料)を入り食品を習慣的に摂取すると、あまり食べない集団に比べ、
全死因死亡のほか、がん、虚血性心疾患、呼吸器疾患による死亡が減少することが、
China Kadoorie Biobank collaborative groupのJun Lv氏らの調査で示されました[emoji:v-26]
(唐辛子入りの食品を週に6~7日食べる集団は、週に1日も食べない集団に比べ、
全死因死亡の相対的リスクが14%減少した)
唐辛子は、世界の食文化に不可欠の要素であり、食品の味や風味付け、彩り、
保存食のほか医療用としても長い歴史を持っています。
最近は、とくに味付けのための使用が増加しており、中国では全国的に唐辛子の
消費量が多くなっているそうです[emoji:v-217]
一方、カプサイシンなど、香辛料の主要な生理活性成分は、種々の慢性疾患において
有益な役割を果たすことが、実験的研究や地域住民研究で報告されています[emoji:v-291]
BMJ誌オンライン版2015年8月4日掲載の報告からでした。