「弟切草(オトギリソウ)」について
こんにちは[emoji:v-290]
台風12号の爪痕も大きくなく、中国地方は午後から晴れ間も
のぞく1日となりました[emoji:v-291]
まだ、残暑が厳しく体調管理にも気を配っているこの頃です[emoji:v-394]
今日は「弟切草(オトギリソウ)」について少しお話しましょう。
日本全土から朝鮮半島、中国大陸の草地や山野に自生しています。
高さ20〜60cmにまで生育し、夏に2cm程の黄色い花を咲かせます[emoji:v-350]
平安時代からの言い伝えがあります[emoji:v-221]
『昔、晴頼と名乗る鷹匠(タカショウ)がいた。鷹が傷つくとある薬草を用いて
治療していたが、人が尋ねても秘密にしていた。
ところが、弟がその秘密を他人に漏らしてしまった。
兄の晴頼はおおいに怒り弟を切り殺してしまった。
その血しぶきが花や葉に点々と残った薬草が弟切草と名前が付いた。』
葉の表面に褐色の油点が見られますが、この成分が『ヒペリシン』といって
光作用性物質(光化学反応物質)と言われています。
これを摂取した後に日光に当たると皮膚炎や浮腫を生じるといわれています[emoji:v-393]
また「オトギリソウ」にはタンニンが多く含まれており、
全草を乾燥させたものを小連翹(しょうれんぎょう)といって生薬として用いています[emoji:v-218]
薬効として代表的なものは・・・
月経不順や鎮痛剤として用いています(生薬として煎じている)[emoji:v-352]
また最近の研究報告ではオトギリソウ茶に、マルトースをグルコースに分解する
酵素であるマルターゼ阻害活性があり、血糖上昇が抑制されたと発表されています[emoji:v-410]
肝臓に対してもよい効果が報告されています[emoji:v-291]
9月に入りましたが、まだ残暑が厳しい日が続くようです[emoji:v-394]
体調管理には十分に気をつけましょう[emoji:v-411]