「柴葛解肌湯(サイカツゲキトウ)」について

こんばんは[emoji:v-291]

朝晩、冷えてきました[emoji:v-390]
風邪も心配な時期ですね[emoji:v-400]

今日は風邪の初期から中期にかけてよく使われる
漢方薬「柴葛解肌湯(サイカツゲキトウ)」について
少しお話しましょう。
151013 柴胡

「柴葛解肌湯(サイカツゲキトウ)」は『傷寒六書』にも記載され、浅田家方にもある処方です[emoji:v-218]

葛根湯と小柴胡湯を合わせ、大棗(タイソウ)と人参(ニンジン)を抜き、石膏を
加えた構成になっており、急性の感冒(風邪)に使われる処方です。

風邪といえば葛根湯をよく思い出しますが、葛根湯が有効な時期から移り変わって、
風邪の中期にいきそうなときの漢方処方です[emoji:v-290]
インフルエンザのような急激に高熱を発し、頭痛、悪寒や激しい関節痛
等に良く効くそうです[emoji:v-411]
もう時期ではないですが、夏風邪にも有効だそうです[emoji:v-221]

発病初期から順番に三陽(太陽・少陽・陽明)の病態の合併を治す処方の一つです[emoji:v-352]

侵入したウイルス(邪)の力が非常に強い場合は排除しようとして体が反応も強く
出る場合があります(熱症状が強い場合)
その場合がこの「柴葛解肌湯(サイカツゲキトウ)」が最も適していると言っていいでしょう[emoji:v-410]